サウナに潜む危険性|健康診断の結果から読み解く現在の危険性

こんにちは。

下北沢にあるストレッチ×フィットネスジムRE:FIT
トレーナーの高橋です。

3月になってからさらに寒くなった気がしています。

寒くなっているからこそ体を温めようと湯船に浸かったり、運動してみたり、厚着をしてみたり。体の温め方は様々だと思います。

そんな中、「サウナ」を利用して体を温めようと幅広い年齢の方が利用していると思いますが、様々な方が利用しているからこそ、その中にはサウナに入ると危険な人も。

今回は、なぜ危険なのかをご紹介していこうと思います。

まずは結論から言うと「健康診断の結果が悪い人」はサウナに入るのは危険な行為である可能性が高いです。

数えたら結構な数の検査項目がありますが、優先的に見てほしいところは以下の内容です。

LDLコレステロール(悪玉)・HDLコレステロール(善玉):動脈硬化リスクをチェック。
中性脂肪:高すぎると血管に脂肪が蓄積しやすくなります。
血糖値・HbA1c:高血糖は血管を傷つけ、動脈硬化を進行させる可能性があります。
CRP(C反応性タンパク):炎症の有無を確認。血管の炎症リスクがわかります。
血圧:高血圧は血管に負担をかけ、動脈硬化の原因になります。

まずはこれらについて正常な数値などを知っておくといいでしょう。

次からは、上記の項目について解説していきます。


LDLコレステロール(悪玉)

  • 正常値:120 mg/dL 未満
  • 境界域:120〜139 mg/dL
  • 高値(注意が必要):140 mg/dL 以上

LDLコレステロールが高いと、血管の壁にプラーク(脂肪の塊)が溜まりやすくなり、動脈硬化のリスクが上がります。

HDLコレステロール(善玉)

  • 正常値:40 mg/dL 以上
  • 低値(注意が必要):40 mg/dL 未満

HDLコレステロールは、余分なコレステロールを回収して肝臓に運び、体外に排出する働きがあります。数値が高いほど、血管の健康に良いとされています。

運動やストレッチ、オメガ3脂肪酸(主に魚や亜麻仁油やクルミなどに含まれるもの)や食物繊維を多く含む食事で、コレステロールバランスは改善できます。


  • 正常値:150 mg/dL 未満
  • 境界域:150〜199 mg/dL
  • 高値(注意が必要):200 mg/dL 以上

中性脂肪が高いと動脈硬化を引き起こしやすくなり、心臓病や脳卒中のリスクが高くなる可能性があります。


血糖値

空腹時血糖値(朝一番で何も食べていない状態)

  • 正常値:70〜99 mg/dL
  • 境界域:100〜125 mg/dL(糖尿病予備群)
  • 高値(糖尿病):126 mg/dL 以上(2回測定して確認することが一般的)

食後血糖値(食後2時間後の血糖値)

  • 正常値:140 mg/dL 未満
  • 高値:140 mg/dL 以上(糖尿病のリスク)

高血糖は血管を傷つけ、動脈硬化を進行させる可能性があります。


CRP(C反応性タンパク)

中等度〜重度の炎症:1.0 mg/dL 以上

正常値:0.0〜0.3 mg/dL

軽度の炎症:0.3〜1.0 mg/dL

CRPは体内で炎症が起きているときに増えるタンパク質です。数値が高いと、感染症や炎症性疾患(関節炎、心筋梗塞、糖尿病など)のリスクを示唆します。


血圧

  • 正常血圧:収縮期血圧(上の数値) 120 mmHg 未満 / 拡張期血圧(下の数値) 80 mmHg 未満
  • 境界域(高血圧予備群):収縮期血圧 120〜139 mmHg / 拡張期血圧 80〜89 mmHg
  • 高血圧:収縮期血圧 140 mmHg 以上 / 拡張期血圧 90 mmHg 以上

高血圧は血管に負担をかけ、心臓病や脳卒中のリスクが増します。

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

内容をまとめると、今回ご紹介した検査内容の数値が悪い方は動脈硬化を引き起こしてしまう可能性が高く、柔軟性を失っている状態の血管でサウナに入り、水風呂に入る行為は血管の収縮と弛緩を繰り返してしまうため、とても危険だといえます。もしサウナに入りたい!という人であれば健康診断を受けてから入るようにしましょう。

現在進行形で健康診断の数値が悪い場合はお医者さんに意見を聞いてから入るようにしましょう。


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